未経験からのJavaScript入門|JavaScriptとは

プログラミング言語の役割

世の中にはプログラミング言語が溢れかえっています。
その中で「JavaScript って何をする言語なんですか?」とよく聞かれます。

その答えはズバリ Web ページに「動き」を与えることができます。

「それって JavaScript じゃないとできないの」といわれるとそういうわけではありません。
Flash や JavaApplet など探せば、たくさんあります。

ではなぜ JavaScript がこんなにも人気かというとその理由は、
導入の容易さ、シンプルな構文、サーバを反さず処理を行うことができるなど
メリットについては数えきれないほど上げられ事実上 JavaScript をメインで使わない理由はないとまで言えます。

web ページを構成する要素

web ページを作成する人のほとんどが html,css を使用します。
そこから javascript を勉強始めます。
恐らく、このページに来た人も html と css を勉強して来たかと思います。
この勉強順序は正しく、3 つの要素はどれも重要な役割を果たしています。
それぞれの役割として以下の通りです。

  • html
    メタタグでページの構造を定義することができます。
    多くの人がプログラム言語だと勘違いしていますが違います。
    正しくはマークアップ言語です。
  • css
    ページの外観を制御します。フォントサイトや背景色などはここで定義します。
  • JavaScript
    最高のマジックアイテムであるプログラム言語です。
    html の構造と css の外観を動的に変更することができます。
    簡単に言うと、web ページに動きを与えることができます。

何から覚えればいい

JavaScript を勉強するとき多くの人が「何を勉強するばいい?」と悩むかと思います。確かに様々な人が様々な教材を出せるほど JavaScript は複雑です。複雑で覚えることが多いです。

じゃあ初心者は「何を覚えればいいか?」
ここは筆者の思想になってしまうのですが、「何を覚えればいいか?」より
「何を作れるようになったか?」が重要だと思っています。

多くの人が「覚えること」に注目しすぎて、「何が作れるか」を粗末にします。
究極なことを言ってしまうと「JavaScript でそういう機能がある」ということだけ最低限「覚えて」しまえればいいのです。

じゃあ「何が作れればいいか?」
一人で Todo リストを作れるようになったらそれはもう一人前です。
あとは web サイトなどに転がっている知識をパズルのように組み合わせればいいだけなのです。
それだけ JavaScript は怖いものではありません。

JavaScript のコア機能

JavaScript は様々な利用シーンが想像できます。簡単なリストを記載します。

  • web サイトに双方向性を与える
    簡単に言うと web サイトからサーバに、サーバから web サイトにデータを双方向にやり取りさせることができます。そしてそのデータを元に web ページの要素を変更することができます。これが「動き」を与えるということです
  • モバイルアプリケーションの開発
    JavaScript は Web サイトだけの開発に利用されるものではありません。
    スマートフォンやタブレット等のアプリ開発にも利用されています。 誇張抜きで万能言語です
  • web プラウザベースのゲームの開発
    ゲームの開発を行うことも可能です。これはプラウザだけではなくスマホアプリの開発も行うことができます。
    有名な開発環境だとところだと以下が挙げられます。
  • バックエンド開発
    JavaScript はフロント開発言語として産声を上げました。
    ですがnode.jsを利用することで、バックエンドの開発も行えます。
    これは非常に軽快に動作します。

Java との混同

初心者にありがちなのが、Java との混同です。

なぜこんなにも似ているのかというと、
もとは JavaScript は LiveScript という名前で開発されていました。

ですが当時注目されていた人気を博していた Java の勢いに乗じようとし JavaScript に変更したのが理由です。

実際に多くのプログラマに任意され利用される言語になったので、この戦略は大成功だったといえます。

ただ初心者には優しくなく、よく混同されがちなのでこういった背景があったことも覚えておくといいでしょう

Java との違い

前項で名前の違いの理由について説明しましたが、では
「Java と JavaScript は何が違う?」という疑問が上がると思います。
その答えは「何もかも違います」です。

  • 開発会社が違う
    Java は Sun Microsystems 社が、
    JavaScript は Netscape Communications 社が作りました。
  • 使用目的が違う
    Java は「Write Once, Run Anywhare(一度プログラムを書けば、どんなハードウェアでも動作する)」ことを目指して開発されました。
    JavaScript は、容易に開発できる手軽さと素早さを求めて開発されています。
  • 文法が違う
    文法の違いとしては、Java ではデータ型というものを最初に固定で決める形式(静的型付)を取ります。一方、JavaScript ではデータ型を適宜変更できる形式(動的型付)を取ります。Java は、コンパイル(コンピュータが処理できる形に翻訳)が必要ですが、JavaScript はコンパイルが必要ありません。
  • 稼働区域が違う
    開発には大きく分けてバックエンドとフロントエンドに分かれており
    Java はサーバーの機能部分と担当するバックエンドを作成し、
    JavaScript は Web ページの機能部分を担当するフロントエンドを作成します。

総評

近年プログラマーになるうえで JavaScirpt の学習は避けて通れないのかと思います。

その理由として、Web ページに動きを持たせる技術のうち JavaScript がデファクトスタンダードだからです。

さらに他の言語に比べ学習の敷居が低いためまず初めに学習することをお勧めします。