コンポーネント
概要
Vue.js には、コンポーネントという機能があります。コンポーネントとは、名前を持ち、再利用可能な Vue.js インスタンスです。一度作成すると他の機能でも使いまわすことができます。この概念は他の JavaScript フレームワークでも採用されており、非常に重要な概念の一つです。
コンポーネント作成
それでは、コンポーネントを作成してみましょう。
<html>
<head>
<title>Hello World</title>
<script src="https://cdn.jsdelivr.net/npm/vue@2.6.12/dist/vue.js"></script>
</head>
<body>
<div id="components_helloworld">
<hello-world></hello-world>
<hello-world></hello-world>
<hello-world></hello-world>
</div>
<script>
Vue.component('hello-world', {
data: function (){
return {
message: "Hello World"
}
},
template: '<h1>{{message}}</h1>'
})
new Vue({ el: '#components_helloworld' })
</script>
</body>
</html>
表示結果は以下の通りです。
上記のコードは、“Hello World"というテキストを表示するコンポーネントを作成し、3 回再利用しています。コンポーネントの定義部分は以下のようになっています。
Vue.component('hello-world', {
data: function() {
return {
message: "Hello World"
};
},
template: '<h1>{{ message }}</h1>'
});
Vue.component を使用して、コンポーネントを hello-world という名前で登録しています。template では、コンポーネントに含める HTML を定義しています。今回は、data オブジェクトで定義した message を表示する HTML をコンポーネントに含めました。
また、コンポーネントの data オプションは関数でなければならないことに注意してください。これは、各インスタンスが独立したコピーのデータオブジェクトを持つようにするためです。
以上が、Vue.js を使った Hello World の最小構成の実装方法です。是非、自分で手を動かして試してみてください。ダウンロードはこちらからできます。
https://github.com/wiblok/Vue.js
以上、Vue.js 入門|最小構成でテキストを出力してみる!でした。