クラウドプラットフォーム(AWS vs Azure vs GCP)比較
Posted in cloud on November 4, 2020 by Henk Verlinde ‐ 1 min read
概要
クラウドプラットフォームの採用は、新機能の導入・コストの削減・拡張性の向上のため様々な企業・案件で採用されてきました。
また個人でも使用する人が増えてきており、昨今のビジネスのスタートアップを推進してきました。
この状況からかオンプレミス(自社設備)から、クラウドに移行するという会社も少なくないです。
クラウドプラットフォームは基本的に、インターネットを通じて、サーバーやストレージ、データベース、ソフトウェアなどの開発を手助けするサービスが提供されており、それぞれの会社が提供するクラウドプラットフォームで値段や機能、利便性が違います。
ここでは、それぞれのクラウドプラットフォームを比較し、あなたのプロジェクトにとって最良の選択肢を紹介します。
AWS(Amazon Web Service)
Amazon が提供するクラウドプラットフォームです。
クラウドプラットフォームの元祖であり、2004 年に登場してからシェア率トップを維持してきた巨大なクラウドプラットフォームです。
現在でも様々な選択肢が増えてきたにも関わらずシェア率は 30%を超えています。
クラウドプラットフォームのデファクトスタンダートといえるサービスであり、
幅広い開発要件に対応できるのが強みです。とりあえず候補に入れるべき存在です。
メリット
- デファクトスタンダード
クラウドプラットフォームのデファクトスタンダードであり、ドキュメントも豊富です。調べれば大概の不具合は解決できます。 - 日本で 2 つのリージョン提供
日本だけのメリットですが、東京・大阪リージョンを提供しています。これにより日本で公開するサービスにおいて速度向上のメリットが受けられます。 - 豊富なサービス
AWS で提供されていなくて他のクラウドプラットフォームで提供されているサービスはほぼないです。開発要件にあったサービスが必ずあります。 - 豊富なドキュメント
ドキュメントが豊富なことです。
デメリット
- ハイブリッドクラウド戦略を無視
オンプレミスとクラウドを使用を同時に使用する戦略をハイブリッドクラウドと呼ぶのですが、AWS はそれを認めていません。もしあなたがオンプレミスも同時に運用したいというのであれば、AWS は少し難しい選択肢になると思われます。 - 管理が難しい
AWS 自体様々なサービスがあり、それをどのように組み合わせて使うかは技術者の手にゆだねられます。しかし多くの場合、一人で管理することが難しくどのようなサービスが使用されているか管理者も理解できなくなってくるでしょう。例えば EC2 で WEB サービスを公開したい場合を例に出してみると、EC2 管理画面で Elastic IP を取得し、Route53 でドメイン登録、DB を使用する場合は RDS を契約し紐づけたりします。単純な WEB サービスを公開するだけでもこれほど必要な操作が多いですが、Lambda で静的サイトを作ろうとしたときもっと大変になることが予想されるかと思います。そのため、クラウドプロバイダーなど AWS を使うことに消極的です。
Azure(MicrosoftAzure)
Azure は、Microsoft が運用・開発を行っているクラウドプラットフォームです。AWS と比較して大きな魅力は、組織的にクラウド以降を支援してくれています。あなたがオンプレで Windows システム(Windows Server、SystemCenter、ActiveDirectory)を利用しておりかつ、クラウドに移行したいと考えている場合、非常に協力な選択肢となります。
またシェア率自体は AWS に負けていますが、ゴールドマンサックスの調査によると、上位の IT エグゼクティブにアンケート調査を実施した結果、Azure のほうが人気でした。
メリット
- 22,500 円分の無料リソース
最初にクラウドを試す段階で、料金がかかってしまうのが気になるかと思います。Azure だと最初にアカウントを作成してから一か月間の間、無料で 22,500 円分のリソースを使用することができます。 - ハイブリットクラウドに強い
Microsoft がハイブリッドクラウドをサポートしています。必要な時に必要なだけサポートを受けることができます。
デメリット
- 頻繁に起こる大規模なサービス停止
Azure は割と頻繁にサービスが停止しています。Twitter の報告量からも見て取れるかと思います。日本で同じ月に三回の障害で発生したことがあります。- 2017 年の 3 月 8 日に東日本リージョンにおいて 2 時間、ストレージの障害
- 2017 年の 3 月 28 日に西日本リージョンにおいて 3 時間に渡って仮想マシンの障害
- 2017 年に 3 月 31 日に東日本リージョンにおいて、仮想マシンやストレージなど、Azure の殆どのサービスがダウン
GCP(Google CloudPlatform)
AWS や Azure のシェア率には及びませんが、人気のクラウドプラットフォームです。
開発・運用は Google が行っており、非常に安定性があります。
GCP は、Google が開発しているビッグデータ解析ツールや機械学習プロジェクトなどをサービスと指定利用でき、それらを利用してプロジェクトを運用したい場合は非常に強力な選択肢となります。
メリット
- ビッグデータの解析
GCP は、Google の検索エンジンの技術力をもっており、それはビッグデータの解析に役立てらています。
デメリット